アートトイ界で一時期爆発的な人気を誇った ラブブ(Labubu)。
かつてのような“入手困難すぎて修羅場”という空気こそ落ち着いたものの、
いまラブブは新しい形でダンサーたちの間に浸透しています。
それが、ラブブをダンスのアクセサリーとして取り入れる文化
SNSを中心に、ファッション感覚でラブブをぶら下げて踊る投稿が急増しています。
自然に馴染み、“推しラブブを連れて踊る”という楽しみ方が日常の中で広がっているのです。
さらに、中国・北京の朝陽公園内にある人気スポット POPLAND(ポップランド) では、
ラブブのテーマソングに合わせた ヒップホップダンスが話題に。
アートトイとダンスという、異なるカルチャーが混ざり合う現象が起きています。
この記事では、そんな“静かに広がるラブブダンス”について、
・ダンサーのラブブの取り入れ方
・ラブブの購入方法
・使用しない時の保存方法
といった、気になるポイントをまとめて解説していきます。
いまラブブはどう流行している?──バズは落ち着いたのに、投稿は増える不思議
ラブブの初期バズは、POP MARTの抽選競争やレアモデルの高騰など、
“アートトイ界隈の熱狂”によって加速しました。
しかし2024〜2025年の現在は、その熱狂がひと段落し、
ラブブが「生活やカルチャーに自然に溶け込んだ存在」へと移行しています。
特に顕著なのが、ダンス界隈の動きです。
① ダンスパンツにぶら下げる“揺れアイテム化”
ラブブをベルトループに装着したり、ダンスパンツのサイドにぶら下げたりすることで、ジャンプ、グルーヴ、ヒップホップのダウンアップ、ウェーブやヒットの動きに合わせてラブブが揺れ、
まさに「映える」「可愛い」「存在感がある」と人気になっています。
検索でも
「ラブブ ダンス」「ラブブ ファッション」
といったワードが伸びているのもダンサーとして実感しています。
② 投稿数は増えているのに“盛り上がりすぎない”心地よさ
ダンサーやインフルエンサーの投稿は確実に増えているものの、初期のような“激しい争奪戦”ではなく、
「持っている人が自然に使う」
「ダンスのアクセとして当たり前になってきた」
という空気感に変わってきました。
この“静かな浸透”が現在の特徴です。
POPLAND(北京)発の『ラブブダンス』が火種に
北京・朝陽公園内にあるテーマパーク・ POPLAND は、アートトイファンの聖地とも言える人気観光地。来年の2026年にはエリアを拡大としたリニューアルオープンも視野に入れているそうです。
ここではラブブのテーマソングが流れるエリアがあり、そこで踊られる 「ラブブのヒップホップ」がSNSで大拡散!きっと皆さんも1度は見たことがあることでしょう。
動画を見たダンサーが同じように踊り始め、国内でも広がりを見せています。
特に、ヒップホップ・ジャズファンク・KPOPダンサーの相性が良く、
投稿の幅が一気に広がりました。
ダンサーはラブブをどう扱う?取り入れ方と注意点
ラブブといったぬいぐるみキーホルダーをダンスに使う場合は“アクセサリー”として扱うのが基本。ここではそのコツを紹介します。
取り付け位置は「腰・サイド」が最も映える
揺れを最大限活かすなら、
ベルトループ or パンツ側面がベスト。
その際、ラブブのフェイスがあっちこっちに向かないようにループを短めに固定しておくことをおすすめします。さらに激しいパフォーマンスでは勢いでキーホルダーが落ちてしまうことも。
そうならないためにも、しっかりと対策をしておきましょう。
- クリアケースに入れてから、ぶら下げる
- シリコンゴムのヘアバンドで根本の細工
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ジャンプ系の激しすぎる動きは避ける
クリアケース、シリコンゴムはいずれもダイソーやセリアなど100均で入手が可能です!
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楽天ではこちらのサイトがカラバリ豊富でした!
発表会などで、ファッションに合わせて選べそうですよ。
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100均よりも頑丈でカラバリ豊富なポーチのサイトも合わせて貼っておきます!
また複数人、チームで揃えると“映像作品”としてもさらに完成度upです。同じシリーズで揃えると統一感が生まれ、SNSや映像で印象的にもなるでしょう。
そもそもラブブはどこで買える?──現在の主な入手方法
バズ時ほどの混乱はありませんが、
依然として“シリーズにより入手難度が違う”のがラブブの特徴。
購入ルートは下記の通りです。
POP MART公式 / ECサイト(楽天・Amazon・アリエク)
もっとも安心感が高いのは、POP MART公式オンラインストアや
楽天・Amazonなどに出店しているPOP MART公式ECショップです。
正規品が確実に手に入り、状態も安定しているため、
ダンスで使用する場合や、長く大切に使いたい人には特におすすめ。
一方で、
・人気シリーズは発売直後に売り切れる
・再販タイミングは不定期
といった特徴もあるため、
公式SNSやサイトを定期的にチェックしておくとチャンスを逃しにくくなります。
「定価で、安心して迎えたい」
そんな人にとっては、いまも変わらず最優先の購入先と言えるでしょう。
②POP MART店頭
新作やアソートボックスのシリーズは基本的に抽選販売が今でも中心です。
ただ最近では、POP MARTの実店舗や、ショッピングモールなどに設置されている ROBO SHOP(自動販売機) でもラブブのブラインドボックスが見かけられるようになっています。
一時期に比べると、
「店頭に並んでいる」
「抽選ではなく通常販売されている」
といったケースも増え、
“ふらっと立ち寄って出会える存在”に近づいてきました。
ただし、新作や話題性の高いシリーズは今でも抽選販売や即完売になることが多いため、
見つけたときのタイミングはやはり重要です。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは、
すでに販売終了したシリーズやレア個体が見つかることもあります。
ただし、
- 価格が相場より大きく上がっている
- 状態に個体差がある
-
偽物が紛れている可能性がある
といったリスクもあるため、
ダンス用として使う場合は特に慎重な判断が必要です。
「どうしてもこのラブブが欲しい」という明確な目的がある場合に限り、
出品者評価や写真をよく確認したうえで選ぶのが無難でしょう。
“使う前提”なら、シリーズ選びも大切
ダンスアクセサリーとして取り入れるなら、
・比較的軽量なモデル
・色移りや傷が目立ちにくいデザイン
を選ぶのがおすすめです。
高騰しているレアモデルよりも、「気兼ねなく連れて踊れるラブブ」 を選ぶことで、表現としての自由度もぐっと広がります。
使用していないときのラブブ保存方法──“推し”を長く綺麗に保つために
ダンスで連れ歩く時間が増えるほど、
ラブブはどうしてもダメージを受けやすくなります。
使用しない時の保管方法を知っておけば、
“かわいい状態のまま”相棒時間を長く楽しめます。
ラブブはアートトイの一種。
塗装や素材が繊細なシリーズもあるため、
ぬいぐるみキーホルダー感覚で放置すると劣化が進んでしまうことも。
以下は、最低限押さえておきたい保存のポイントです。
① 直射日光を避ける(色褪せ・黄ばみ防止)
太陽光は塗装・樹脂・布すべてに強いダメージを与えます。
日差しの入らない棚の奥や壁側など、暗めの場所がおすすめ。
特に注意
窓際・車内・撮影セットに置いたままの放置はNG。
②ホコリは大敵!ケース収納で劣化を防ぐ
ホコリは見た目の劣化だけでなく、細かい塗装剥がれの原因にもなるケースがあります。
おすすめ収納例としては、アクリルケース・フィギュア用クリアボックス・ぬいぐるみカバー・透明ポーチなどがあります。
ダイソーやセリアなど100均でも入手しやすく、コスパ良く可愛い保護が可能です。
③ 高温・湿気を避ける
ラブブは高温や湿度に弱く、放置すると素材が変質することがあります。
危険な場所
・暖房器具の近く
・加湿器の噴霧方向
・密閉空間に湿気を残したまま保管
理想は、風通しがよく温度変化の少ない棚や収納。夏場の窓際や加湿器の近くはNG。
【まとめ】ラブブは“連れて踊る推し”であり、大切な作品
ラブブの流行は、かつてのような騒がしさは薄れたものの、その代わりにより自然で、リアルで、
“日常に根付いたカルチャー”として広がりつつあります。
様々な要素が重なり合い。ラブブは“踊るアートトイ”という新しい立ち位置を獲得しています。
- 推しラブブを持って踊る楽しさ
- 揺れ方で生まれる新しい表現
- ファッションとの相性の良さ
まだ成長途中のカルチャーですが、今後も国内外でじわりと広がり続けるでしょう。

