ジャズダンス・シアターダンス講師必見!クリスマスシーズンに映えるダンスソング&振付アイデア

ダンス

ハロウィンが過ぎ、街には少しずつクリスマスの輝きが増してきました。
この時期、レッスンの音楽を季節感あるクリスマスソングに切り替えると、生徒さんのモチベーションもグッと上がります。特に「ジャズダンス」「シアターダンス」のクラスでは、曲選び・振付構成を少し工夫するだけで、発表会・ワークショップで“クリスマスならでは”の演目になります。

この記事では、ダンサーとして、また講師として活動する視点から、クリスマスシーズンにおすすめの楽曲と、ジャズダンス/シアターダンスに合った振付のポイントを紹介します。

おすすめ曲の一例

以下は、ジャズダンス・シアターダンスどちらのジャンルでも活用しやすいクリスマスソングの例です。曲ごとに特色がありますので、レッスン・クラスのレベルや演出イメージに合わせてご選択ください。

We Need a Little Christmas —
明るく希望に満ちた歌詞とリズム、合唱的な要素もあり、ジャズ・シアターダンス向き。

Frosty the Snowman —
明るく軽快なリズムで、振り付けに“跳ねる”要素を入れやすい。

Rockin’ Around the Christmas Tree —
定番のポップなクリスマスソング。ジャズ風にアレンジした振付もおすすめで、クラス・ショーどちらにも対応可能です。

All I Want for Christmas Is You(Mariah Carey)—
高揚感のあるテンポ感が魅力。ジャズダンスのショーナンバーとしても、振りを盛り上げるのにぴったりです。

Santa Baby(Eartha Kitt/Madonna)—
スウィング感と少しの“遊び”要素があり、フェミニンなジャズ振付やシアターダンスの“キャラクター”演出にも活用できます。

Sleigh Ride(Ella Fitzgerald)—
クリスマスのジャズソングとしても定番の1つ。The Ronettesバージョンもアップテンポでジャズやシアターダンス向きです。

ジャズダンスやシアターダンスらしく踊るにはビートがしっかり出ているアレンジを選ぶか、生徒に“内側ビートを感じる”よう指導をしておきましょう。

振付のポイント:ジャズダンス編

  • リズムの“跳ね”を意識:ジャズダンスでは「1&2&3&4&」の「&」拍の跳ねが大切です。クリスマスソングでもこのビートを感じられるアレンジを選び、「バウンス(膝を軽く使って跳ねる)」を振付に組み入れましょう。

  • 大胆な動き・隊形変化:季節感を演出するために、胸を開くアーム、大きな脚の動き、ツリー形からライン、サークルといった隊形替えを加えることで、印象的な演目になります。

  • モチーフ動作を用いる:「雪」「鐘」「ツリー」「プレゼント」などのイメージを身体で表現。例えば雪ならゆらゆら左右に揺れる、鐘なら手を振る&跳ねるなど。

  • 盛り上がりの作り方:ソロまたはハイライト部分を設けて、リフト・ジャンプ・ハイキックなどで“お祝い感”を演出。振付のラストには“祝祭”の雰囲気を強める動きを計画しましょう。

  • 指導のヒント:初心者クラスでは「手→腰→脚」の順にパーツを分解して練習させると理解しやすいです。発表会用なら衣装や照明、小道具も併せて検討しましょう。


振付のポイント:シアターダンス編

  • ストーリー性を持たせる:ただ踊るだけでなく、「誰がどういう気持ちで踊っているか」を振付に反映。例えば“サンタを待つ子ども”“雪の妖精”“ツリーの飾りつけをする群舞”など。

  • 歌詞とのリンク:曲の歌詞を読み込み、動き・フォーメーション・表情に落とし込みましょう。例えば「believe」「dream」「home」などのキーワードを動作に変換。

  • 群舞+ソロ・デュオ構成:冒頭を全員→中盤にソロ/デュオ→最後は全員でフィナーレという構成が王道。ソロ部分では表情・演技指導も。

  • 演出アイテムを活用:小道具(プレゼントボックス、雪片カチューシャなど)、衣装(コスチューム替え)、照明・音響の演出も組み込むと、舞台映えします。

  • 指導のヒント:クラス初期では「演技+身体表現」の時間を別枠で設けると、ノリのギャップを減らせます。リハーサルでは隊形移動・音響チェックを早めに行いましょう。

最後に

「ジャズダンス クリスマス」「シアターダンス クリスマス」というテーマを軸にすると、生徒も講師も“この季節ならでは”の演目づくりにワクワクできます。
ジャズの軽快さ、シアターの演じる楽しさをそれぞれ活かして、観客に「クリスマスの踊りだ!」と伝わるステージを目指してみてください。
今年の発表会やワークショップのダンスナンバーに、ぜひご活用ください!

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