ミュージカル俳優・ダンサーとして活動していきたい人
オーディションに合格できる写真の撮影方法が知りたいです。締め切りまで時間がないので、自分で撮影した写真でも大丈夫でしょうか?
今回はこのような疑問についてお話しします。
この記事を書いている私は、オーディションを受けた数は300以上。ミュージカルからCM、映画のオーディションまで数々のオーディションを受けてきました。
オーディションを受けることは、俳優の仕事の1つです。
これを読んでいるあなたと同じく、これを書いているわたしは現在もオーディションを受け続けています。
書類審査で合格するためには?
ミュージカルの書類審査で合格をもらうには、プロに撮影してもらうのが一番の近道です。
正直に言うと理由は単純です。あなたが実際に審査員だったらどう思いますか?
あなたなら、どちらの人と仕事をしたいですか?
- 自己アピールをする努力が見られる・A子さん
- とりあえず自宅で撮影した・B子さん
宣材写真から見える【やる気・態度】からしてみても、一緒にお仕事をしてみたいのは断然にA子さんだと思います!
常に相手を自分ごとのように考えて行動することが大切!
プロの撮影といっても、どんな人に頼めば良いの?
まずはホームページをから情報を知ることが大切です。
例えば、銀座シルキアさんは、ホームページに【オーディション写真プラン】との表記がされています。オーディション用の写真撮影の環境が整っているかが見極めポイントです。
撮影スタジオ紹介
銀座シルキア
当日データ受け取りが可能なので、応募の締め切りが迫っている人でも駆け込めるフォトスタジオです。
依頼人に合わせた撮影用のヘア&メイクも施してくれるため、メイクに悩む必要もなく集中して写真撮影ができる環境がおすすめポイント!
スタジオエイメイ
スタジオエイメイさんはミュージカル・役者として活動している人なら聞いたことがある人も中にはいるでしょう。
値段がリーズナブル・そして合格者を多数輩出している実績もあるからこそ安心して撮影をお任せすることができる老舗スタジオです。
オーディション初心者さんは、こちらのスタジオにまずは問い合わせてみてはいかがでしょうか?
大学時代に書類審査が通らなかった話。
わたし自身、大学卒業前は死に物狂いでオーディションに応募していました。
大手ミュージカル劇団にも応募しましたし、プロダクションも含めて何十通も応募していた当時は、自宅の白い壁の前でとりあえず撮影していました。
いま思えば、『数打てば当たるだろう…』そんな軽率な姿勢でオーディションに応募していましたね。審査員になんて失礼な態度…!自己プロデュースにお金を掛けるべきだったと後悔を感じています(-_-;)
そんなこともあって、当時は書類の通過率は低かったです。当たり前ですよね。
もちろん中には、劇団○季に合格した同期もいました。
書類審査を合格者した人と私の差は何だったの?
・宣材写真もしっかりオーディション専用のカメラマンに依頼して応募をしていた
当時の私のオーディションに対する姿勢と比べるとその差は歴然だということが分かります。
何事もしっかり準備をしてから挑むことが大事
わたしは宣材写真にはお金を掛けるようにしています。
学生時代の反省点を踏まえて改善したからこそ、実技審査で自分の実力をアピールする機会を勝ち取れるようになりました。
書類ごと写真を変える必要は全くありません。渾身の1枚でいつでも挑めるように準備をしておきましょう!
書類審査はお金を掛けてしっかり準備をしましょう
宣材写真はプロ撮影がおすすめ【ミュージカルは基本自宅NG】
しつこいですが、宣材写真はプロに撮影してもらいましょう。
先ほどもお話しましたが、私は2つのことを大学時代に反省しました。
・何事もしっかり準備をしてから挑むこと
では、どんな写真で応募すれば失敗しないのか…?
私が今まで応募して失敗や成功してきた経験談をもとにお話しします。
「ふーん、こんなこともあるんだな。」くらいの感覚で読んでもらえればOKです。
体験談①背景は真っ白が無難【必須ではない】
これを読んでいる皆さんは、これから下記のようなオーデションを受ける読者さんがたくさんいると思います!
これらのオーデションに応募する時は、背景は真っ白で撮影するのが無難です。
必須条件というより、あくまでも無難です。
これはどんなオーデションでも共通するかもしれません。
審査をする人の気持ちを考えたことはありますか?
冒頭でもお話ししましたが、審査員の気持ちになって書類作成に取り掛かりましょう!
審査員は連日のように何十通ものオーディション書類に目を通しています。
シンプルで分かりやすい写真は審査員にとって見やすいですよね。
背景は真っ白で撮影しましょう!
体験談②オーディションの趣旨を理解する
ここからは3つのパターンに分けて書類オーディションの説明をしたいと思います。
商業ミュージカル(レ・ミゼラブル、ミスサイゴン、赤毛のアン等)
審査員は作品のキャラクター・世界観を中心に選考します。
レ・ミゼラブルのオーディションで例えると…
レ・ミゼラブルにはアンサンブルも含めて様々なキャラクターが登場しますが、一貫して言えることは「華やかなキャラクターが少ない」のが特徴。
とすると…
NG写真
➡ 作品との雰囲気がかけ離れてしまうので、キャストとしてのイメージが審査員にとって難しい。
➡ レ・ミゼラブルは歌を中心としたミュージカルなので、身体のラインがよく分かる格好とはいえどもダンサー志望と捉えられてしまう可能性がある。(あくまでも可能性)
ここではミュージカル「レ・ミゼラブル」を一例としてあげました。
作品の雰囲気を理解して写真を撮影することは大切なことです。
宣材写真をいくつか準備しておくとオーディションも慌てなくてすみますね。
自分の判断だけにこだわらず、仲の良い友達に写真を選んでもらうのも1つの手段です!
大手ミュージカル劇団(劇団四季、音楽座)
いかに自分の魅力をエントリーシートに込められるかが重要です。
劇団四季のオーディションは、毎年約1000通もの応募があります。
その中で書類審査に通過できるのは【200〜300人程度】です。
書類選考の写真は審査員が一番最初に見る部分。
写真から伝わる個性で審査員に印象を残しましょう。
あなたの魅力、個性が分かる懇親の1枚で応募してください!
テーマパーク系オーデション(ダンサー・シンガー・スーツアクター)
成功例
ちなみに最終面接時まで、応募した書類はしっかり審査員に確認されます。
審査員は何人もの書類に目を通しているので、人と被らないポーズで撮影することをおすすめします。
撮影時の衣装も奇抜すぎるのはNGですが、ちょっと工夫をしてみてもいいかもしれません。
2019年度からディズニーのオーディションはネットでの応募に変わりましたが、変わらずしっかり写真・経歴をアピールできるようにしておきましょう!
まとめ
おさえたいポイント!
- プロに撮影してもらうと審査員からの好印象
- 背景は真っ白
- 作品の雰囲気にあわせて写真を選ぶ
- たくさんの書類に埋もれない渾身の1枚でエントリーする
これらを踏まえて、ぜひとも新しい写真を撮影してみてください!
良い結果に巡り会えますように🎵