BDCに留学を考えている人
BDC(ブロードウェイダンスセンター)ってどんなダンススクール?レッスンの料金はどれくらい?長期留学はいくらかかる?BDCにダンス留学した人の体験談が聞きたいです。
今回はこんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、2019年春まで半年間、Broadway Dance Centerにダンス留学をしていました。帰国後は、幼児・小学生にバレエの指導、そして現役のダンサーとして活動しています。
BDC(ブロードウェイダンスセンター)の特長
BDC(ブロードウェイダンスセンター)の特長を5つのポイントで解説します。00
- ダンスジャンル
- クラス料金
- 更衣室
- Wi-Fi事情
- コンビニ事情
①ダンスジャンル
主に6つのダンスジャンルで分かれています。
・シアター ・タップダンス ・ヨガ
ジャンルごとにさらに細かくダンススタイルがあります。特に細かくジャンル分けされているスタイルは【ジャズ】と【ヒップホップ】です。
【ジャズクラス】
▶ ラテンジャズ、コンテンポラリージャズ、リリカルジャズ、ヒールジャズ…etc
【ヒップホップ】
▶ ストリートジャズ、ハウス、ポッピング、ダンスホール、ロッキング…etc
6つのダンスジャンルを中心に、7つのスタジオで【1日50クラス以上】のレッスンが開講されています。
ちなみに、1コマのレッスン時間は【90~120分】が通常です。
BDCの生徒は1日平均2~3クラス受講して過ごしています。
②クラス料金
BDCのクラス料金は以下の通りです。
- 1クラス=$22(約2400円)
レッスン価格は日本とはさほど変わりません。
ニューヨークのダンススクールでは入会金制度を設けているスクールはほぼありません。なので、入会金の負担もなく気軽にレッスンを始めることができます。
- 2クラス(新規レッスン生限定)=$34(約3700円)
これは、初めてBDCに来校した時のみに購入できるレッスンチケットです。
期限は2週間となりますが、1クラスの価格をグッと抑えることができます。
⭐はじめてBDCに来た時の魔法の言葉
(I came to BDC for the first time. Can I buy the ticket that only buy the new student?)
回数券【5・10・20回】
何度もレッスンを受講したい人には回数券がオススメです。
- 5クラス=$99(約11000円)
1クラスあたり約2200円なので、回数券の方がはるかにお得ですね。
- 10クラス=$190 または $195(約21000~21500円)
10クラスカードは2種類あります。1ヶ月期限とする場合は$190、2ヶ月期限とする場合は$195での購入となります。
せっかくニューヨークに来たのだから、BDCに限らず他のスタジオにも通ってみたい人や、ミュージカルの観劇を既に複数入れている人もいますよね。
自分の生活スタイルや、滞在期間に合わせて回数券を購入することをオススメします。
③更衣室
BDCの更衣室はメインフロアの3Fにあります。
私が滞在していた当時は、シャワールーム、トイレ、鏡、コンセントも完備され、清潔感のある更衣室でした。
荷物を更衣室に置いておくと盗難の恐れもあります⚠
簡単なロッカーも完備されていますが、ISVP生徒のみ月額レンタルが許可されています。
一般の生徒はロッカーを使うことができないので、普段から荷物を持ち歩いてレッスンを受けています。
④Wi-Fi事情
BDCのWi-Fi環境は快適なのでご安心ください(^^)/
わたしの場合は、アンドロイド機種での生活があまりにも不便だったので急遽iPhone7を現地で購入しました。ちなみに、BDCのWi-FiもアンドロイドよりもiPhoneの方が繋がりやすいです。
また通信機器が不安定な環境で生活していると、トラブルが起きた時に調べる・助けを求めることが難しくなってしまいます。
残念なケース
留学コストを最大限に抑えたかったある友達は、海外通信を契約せずに留学に来ていました。その子は、街中でスマホが使えないために電車にも乗れず常に徒歩で行動していましたよ。汗
スタジオと滞在先でしかインターネットを使えない状況でしたので、ミュージカのチケットが思い立った時に購入できなかったり、生活の行動にもかなり制限を感じました。
ちょっとモッタイナイですね(;´・ω・)
留学前にポケットWi-Fiや海外simを契約してから渡米しましょう
なんだかんだ、Wi-fiや海外simカードは必須契約の1つです。
海外用ポケットWi-FiならイモトのWiFi海外レンタルが有名どころなので安心です。
わたしは長期留学生だったため、海外simを契約してから留学に備えました。
わたしが使用していた海外simは【H2o wireless】というのですが、タイムズスクエアのブックオフ内にH2o wirelessのカスタマーサポートセンターがあります。
接続のトラブルがあれば相談に乗ってくれます。ここの日本人スタッフさんには何度もお世話になりました(笑)
オンラインショップから簡単に購入できます👆
⑤周囲のコンビニ事情
BDCの周辺にはコンビニがいくつかあります。
特にニューヨークで主流のコンビニといえば、『セブンイレブン』です。
日本のコンビニとは少し違って、セルフサービスのドリンクバーがあったり、コーヒーに関しても種類が豊富なのでちょっとした気分転換にもなるスポットです。
お店によって差はありますが、ホットスナックも充実しているのでレッスンの合間のお買い物にも便利です。
その他にも、【デュアン・リード】【CVS】といったドラッグストアもBDC周辺にあります。日用品・食品・医薬品も充実しているので、コンビニと同じように手軽に買い物ができます。
BDC周辺は、コンビニ・ドラッグストア・スタバ・ドーナツ店・マクドナルドなどなど、日本でも馴染みのあるお店がいっぱいなのです🎵
高カロリー生活にご注意を!
【ISVP】BDC(ブロードウェイダンスセンター)に半年ダンス留学した感想
続いて、BDCの留学生活で実感したメリット・デメリットをお話しします。
メリット
日本語が話せるスタッフがいた
英検3級程度の語学力での海外生活はまさに冒険そのものでした。
『英語を勉強してから留学したほうが良いですよ!』なんて周囲には言われましたが、ビザの申し込み・パスポート申請・資金集めのアルバイトの日々。正直なところ、英語学習に時間を注ぐことは難しいです。
わたしはどこかのYoutuberが絶賛していた一冊のトレーニング本と根拠のない希望を胸にアメリカに旅立ちました!笑
実際に学校が始まってみれば、日本語が話せるスタッフが2名程は在籍していたので言語に困ることはほとんどありませんでした。
文化の違いや言葉の壁に悩んでいるのは、日本人だけはありません。
『英語が話せることが当たり前なのかも』って少し身構えていましたが、学校が始まってからはBDCスタッフの前向きなサポートを日頃から実感することができました。
ISVPならではのイベントで友達が増える
ISVPプログラムでは、毎月のようにイベント行事が開催されています。
実際、イベントや特別レッスンなどを通してコミュニケーションを深められる最高の環境でした。BDCで一緒に過ごした同期とは卒業した今でも、SNSなどで交流を深めています。
大イベントはパフォーマンスプロジェクト!
2、3ヶ月に1度、ISVP生だけが出演できるパフォーマンスプロジェクトを開催しています。
ダンサーとしては最高な企画です!
強制的に出場する必要はありませんが、ぜひとも留学した時にはパフォーマンスプロジェクトにも積極的に参加してみてください!
メンター制度でさらにスキルアップ
メンター制度とは、BDC講師・最大2名に依頼をしてレッスンに関するアドバイスなどを一対一で直接貰うことができる制度です。
週に最低2回レッスンを受講する義務など、いくつか条件があります。しかし、ブロードウェイをはじめとした現場で活躍してきたダンサーからあなただけへのアドバイスを受けることができる特別な制度です。もちろん、コミュニケーションは英語です。
これは、他のダンススクールにはないISVPオリジナルの制度です。
デメリット
日本人が多い
これは考え方にもよりますが、英語のコミュニケーション力が乏しい留学生にとって同じ国籍の留学生は貴重な仲間だと感じてしまうものです。グループ化してしまえば、新しい出会いやチャンスから遠ざかることに、、
4月は日本にとって新しい学期にあたる月なので、日本人の留学生が最も多い時期です。
もっとグローバルな交流を望んでいる・日本人留学生とできるだけ関わりたくない場合は、4月入学を避けて申し込んだ方が良いかもしれませんね。
英語は憧れるほど上達しない
ほとんどの留学生は、バイリンガルのようなコミュニケーション力なんて身に付きません。
なぜなら、時間が限られた留学生活では英語の上達も限度があるからです。
言葉の壁に悩んでいるのは日本人だけではありません。
コミュニケーション力を理由に落ち込んでしまったり、ホームシックになる必要はありません。
ニューヨークに何しに来たの?
※これはあくまでも私が半年間、ニューヨークに生活したときのお話です。
留学当初は英語が分からない、自分の思いが100%伝えられない、、コミュニケーションに関する悩みが尽きませんでした。しかし、『自分は何をしにニューヨークに来たのか』を思い返してみた時【ダンスを学ぶため】でした。
ダンスのスキル・知識を学ぶためなら、拙くても英語で講師に質問をしたり、いつも同じレッスンを受講している現地のダンサーと振り付けを確認することだってできました。
ニューヨークでの生活がはじまった当初はマクドナルドで注文ができなかった自分が、国籍の異なる友達と人気のハンバーガー店に遊びに行くことができたのも事実です。
結果的に、半年ではバイリンガルのような流暢な英語を話せるようにはなれませんでした。
しかし、拙いコミュニケーション力でもダンススキルを学ぶことはできます。
そして、ダンスを通してコミュニケーション力は上がります。
どんな留学生活が訪れるかは自分の気持ちと行動次第です。
身構える必要は決してありませんが、留学生活に不安を感じている人は、目標や留学後のなりたい将来像をイメージしてみれば行動力になるはず!
朝のレッスンがシンドイ
最後に1つ!
朝の集合・レッスンがシンドイのです、、入学後のオリエンテーションは朝8時台の集合です。
また、ISVP生限定のマスターズクラスは朝の8時から始まります。
学校のカリキュラムのため、もちろん遅刻は厳禁です!出席確認も取っていますし、態度面でスタッフからの指導が2回入れば強制帰国という処置もあります、、
学生生活が久しぶりとなる人も、ISVP生として入学するとなれば学生です!
規律を守って留学生活を頑張ってくださいね。
今回は以上です。ダンス留学の様子を中心に、Broadway Dance Centerを紹介しました。
本音を言えば、この半年のダンス留学があったから今の自分がいるといっても過言ではありません。
ほんの少しの勇気で思ってもいなかった出会いや経験ができるのが、留学の醍醐味でもあります🎵
この記事が少しでも留学のお役に立てれば嬉しいです(^^)/